トルコリラ長期投資をしてはいけない理由 まだトルコリラ長期投資なんて言ってんの?




トルコリラが30円を切ってきました。
最安値に沸いた投資家たちがトルコリラを買っています。

しかし、その投資は短期ですか?
それもと長期ですか?

短期投資ならまだしも、トルコリラは長期投資をしてはいけない絶対的理由があります。

トルコリラは経常赤字国である

トルコリラはここ数年GDP比で見て3%~4%の経常収支が赤字の国です。

「貿易収支」「サービス収支」「所得収支」「経常移転収支」

この4つを合わせて経常収支です。

物凄く簡単に言えば国内から出ていったお金の方が多い国なんです。

国内からお金が出ていく

トルコリラを米ドルに変える需要の方が多くなる

米ドルに対して通貨安になる

トルコリラが通貨安になる

このサイクルで通貨安になっています。

米ドルも経常赤字の国ですが、基軸通貨なので話が変わってきます。
そもそも、国内からお金が逃げている状態なので海外から国内にお金を呼び込む目的で金利を上げている側面がありますので高金利通貨には注意が必要です。

そもそもインフレ率がすごい

そもそもトルコリラはインフレ率がすごい通貨なんです。

インフレ率の推移として

2014年 8.86%

2015年 7.67%

2016年 7.78%

2017年 10.08%

と物凄いインフレ率です。

インフレ率の高い通貨は通貨の価値が下がり通貨安になっていきます。

実質金利と名目金利

金利には実質金利と名目金利があります。

名目金利はその名の通り見たままの金利です。
トルコの場合政策金利が2017年4月時点で8%です。

それに対して実質金利とは名目金利からインフレ率を引いた金利です。

名目金利 - インフレ率 = 実質金利

になります。この式に当てはめてみると

8%(名目金利)-10.08%(インフレ率)

=-2.08(実質金利)

になります。
言ってみれば、実質金利はー2.08%の通貨になります。

為替市場では実質金利を見て行われるので実質金利が高い国に対してトルコリラは通貨安になっていきます。

アメリカのインフレ率はここ数年

2013年 1.47%

2014年 1.61%

2016年 1.28%

2017年 2.65%

ですので2%~3%台で落ち着いていますのでトルコに比べると遥かに通貨としての価値は高くなります。

それが、トルコリラが最安値を更新した理由です。

悪徳広告に騙されない物事には理由がある

トルコとドル円で比較しましたが、よくFXの広告で

トルコリラ/円 と書いているのを見たことがありませんか?

トルコと日本円の直接取引はなく、トルコリラを買おうとすると一度米ドルに変えてトルコリラを買うことになります。

流れで言いますと

日本円→ドル(1ドル110円)→トルコリラ(0.29米ドル)

になります。

よって円からトルコリラに変える時は

トルコリラ/円 = 110円(1ドル)×1トルコリラ(0.29米ドル)

トルコリラ/円 = 約30円

こういった流れの取引が成立します。

ここで注意していただきたいのは米ドルに対しても円安か、円高かが重要になってきます。

もしドル円が80円の時ですと

トルコリラ/円 = 80円(1ドル)×1トルコリラ(0.29米ドル)

トルコリラ/円 = 約23円

になりますからね。

日本円と米ドルとの関係でみると、実質金利と経常収支の関係により金融緩和の効果などを考えないとすると必ず円高になります。

日本はデフレで経常収支黒字の国です。

対するアメリカはインフレで経常収支が赤字の国ですからね。

短期的には面白いかも投資するなら損切りを

これだけ批判をしましたが、長期で投資をするならNGですが短期で投資をするなら有りかもしれません。

為替市場では反発がありますからね。

しかし、反発せずに暴落した時に備えて損切りは必ず入れといた方がいいと思います。

必ず買値に戻ってくる保証なんてありませんからね。

レバレッジを効かせて資産を失うことは避けて下さい。

本日はこれで




 

 

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